朱雀の、啼く

文学と、政治と。

学習ノート:「資本」の方法とヘーゲル論理学①(角田修一、2005)

・概念的思考・方法としての論理学・悟性的思考と理性的思考・弁証法の核心としての「否定」・経験的諸科学と哲学・体系性と総体性・思考の一様式としての哲学・表象を概念に変える哲学・概念=事物の本性・本質Natur、Wesen・哲学の内容は現実である 「概念…

自民党綱領(2010年)の解説② 日本共産党綱領との対比

我が党は、「反共産・社会主義、反独裁・統制的統治」と「日本らしい日本の確立」―の2つを目的とし、「政治は国民のもの」との原点に立ち立党された。平成元年のベルリンの壁の崩壊、平成3年のソ連邦の解体は、この目的の1つが達成されたという意味で、我が…

自民党綱領(2010年)の解説①

自由民主党の最新の綱領の解説①。 2010年、前年の総選挙で民主党に大敗を喫し下野した自由民主党は、平成22年綱領を採択する。そもそも、民主党政権の成立は1990年代末頃から政界・財界が一致して推進してきた「日本における二大政党制の創設」の運動…

民主文学メーリングリストに投稿した「文学論」1〜6

ここしばらく余り小説を読まなくなったのは何故かな、と、よく考えます。読みたいんですけどね。世の中には自分の知らない素晴らしい小説作品がまだ沢山あるのはよく分かっている。しかし、なかなか読めない。一つには、多忙のため、小説を読んでいる余裕(…

共謀罪、雑感 ②

まだ形式上は日本は平和だから、すぐに共謀罪が治安維持法のように大量の逮捕者、死者を出すようには見えないかも知れないが、世界史は常に綱渡りだ。トランプのような存在が複数現れて互いに敵対すれば、世界平和の秩序は崩れる。たちどころに、共謀罪は治…

共謀罪、雑感

人生に意味があるのかどうか、私は知らないが、人生に意味があるかないか、どちらかであるか、どちらでもあるのだろう。もし治安維持法で信念を曲げずに死んでいった人々や、ゼロ戦で特攻した若者たちの人生や死が無意味なら、いけしゃあしゃあと戦争で利益…

雑記

・アルチュセールの「難解さ」と「気軽さ」。カントとヘーゲルの理解が全ての基礎となる。マルクスとアルチュセールの弁証法的な差異を考える必要。ヘーゲルの一見、整合的に「見える」テクストの外貌とその微小な論理の振動の向こうにある真にヘーゲル的な…

民主文学6月号、東作品の雑感

「民主文学」6月号、東峰夫さんの「ダチョウは駄鳥⁉︎ー九段論法による神の存在証明」を読む。芥川賞作家・東氏の民主文学加入は沖縄各紙が報じ、ネットニュースでも流れました。確かYahoo!ニュースも取りげていた。乙部氏によるインタビューを読むと、若い…

共謀罪反対

国会前には行けないので、 安倍晋三事務所、自民党本部、公明党本部、マスコミなどにFAXを送った。 自己の「民意」を表明する事が、民主主義のアルパでありオメガであるから。

ある本質感情

理性や感情に関してヘーゲルの観念論哲学をカントらと比較するとヘーゲルの感情重視は明瞭であり、ロマン主義的な時代的背景とも無縁ではないと推察しうる。理性はヘーゲルにとって感情を排除したものではなく、感情が完成されたものだ。ある本質直観、本質…

文学と政治に関して、一

文学だけでなくあらゆる芸術にとって本質的問題が政治にあるように、政治のあらゆる問題は芸術上の問題である。これは、あらゆる宗教問題の本質が、政治と芸術であるのと、同じ事である。

理念と実体、自民党綱領と現実の自民党政治

ある対象を知るとは、その概念を正しく持つ事である。自民党を知るとは、自民党に関する雑多な様々な知を正しく整理し、その形式・現象を通じて内容・本質を把握する事である。自民党に関して我々は様々な知識を獲得できるが、自民党そのものを知るためには…

自由民主党の立党宣言について

自由民主党(自民党)は、以下の立党宣言を持つ。 https://www.jimin.jp/s/aboutus/declaration/100289.html 立党宣言 昭和三十年十一月十五日 政治は国民のもの、即ちその使命と任務は、内に民生を安定せしめ、公共の福祉を増進し、外に自主独立の権威を回…

安倍政権、国家と経済発展

およそ国家の理念=目的は、自由である。だが、我々個人の自由か、各人の身体的、精神的な特徴と家族など社会環境のなかで成り立つ自由であるのと同じく、国家の自由も諸外国からの制約や国際条約、国民が歩んできた歴史、国民相互の対話や戦いといった条件…

安倍政権、国家と経済発展

準備中

安倍政権とは?

自民党、公明党、安倍政権に関する雑記。安倍晋三総理大臣とその所属する自由民主党、及び公明党の連立政権は、国会での多数を土台として、日本だけでなく近隣諸国をも巻き込んだ危機へと、人々を巻き込んできた。共謀罪(テロ等準備罪)の強行を止める事が…

随想

ダメージバービーボーイズロック¥250provided courtesy of iTunes バービーボーイズ。 【思想。 だが確かに、大切なのは自己自身と世界の相互関係であり既成の世界観や理念も自己の実践ー寧ろ自己という実践の方法という地位を忘れられるべきではない。】 大…

ヘーゲルの大論理学下巻には以下の記述がある。(第一篇は主観性)。 ーーーーーーーーーーーーーーーー------ーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘーゲル大論理学 第3巻 主観的論理学または概念論 第二篇 客観性 第一章 機械観 A.機械的客観 B.…

「社会」主義と国家主義、個人主義

・世界には多様な社会主義の世界観と理論、共通理念が存在する。社会主義の特徴は国家主義との対立において、また個人主義との対立において理解しうる。国家主義が、個人生活=人生の中で最高の価値を国家に認めるものであるならば、社会主義とはそれを社会…

・<世界ー社会ー個人>、<個人ー社会ー世界> 世界=全宇宙、即ち外部=内部(無限)。地球(プラネットープラネタリ=スピヴァク、グローブ=ネオコン的なそれ)。諸社会の総体としての「世界」(一般的な意味)=人間社会。全宇宙の歴史=諸々の世界史の…

20170519 ・共謀罪の委員会採決が強行された、5月19日の国会前。一万人の抗議者が集まった。・ポストモダニズムとヘーゲル主義。反ヘーゲル主義はポストモダニズムの通奏低音であった。ポストモダニズムとは一応は、フーコーやデリダ、ドゥルーズらの思想を…

1960年代に書かれたアルチュセールによるマルクス研究は、21世紀の我々には理解しやすい。しかしまた同時に、アルチュセールが問うているのは、そのような理解と必然的に関係を持つ理解しえぬものがテクストには常に潜在し、そのような不可視の潜在性とテク…

民主文学3月号。田島インタビュー感想。 文学精神、という言葉で私が考えるのは、言語的コミュニケーションの主体としての精神という、第一の素朴な意味である。 聞き、話す主体である私。私の内部の、聴取する私と発話する私の主客分化。外的コミュニケーシ…

たぶん日本のような先進国での民主革命は、都市型革命の形態では成り立ち難い。ローカルな、地域的な宣伝が成功することと、政権を有意に交代させることは同義だと思う。 ダサい、カッコ悪い、ウルサイ、貧乏くさいと思われている、各地域に根ざした街頭の宣…

全てであるものは、無に一番よく似ているから、全てを表現する象徴として、無、を用いる。こういう修辞的方法を、我々の一神教は用いているのではないのか。私が言いたかったのは、そんな単純素朴なことだ。

12.20

民主文学の非公開メーリングリストに投稿した報告。 "民主文学千葉支部定例会(12月)に参加しました。 乙部宗徳さんの「文学作品から見る『改憲』草案」の、評論家ご本人による解説と討論を行い、有意義でした。個人的には特に、沖縄と韓国の日本「本土」と…

目的が実現できていない限りは、我々は失敗し続けている。負け続けている。従って、目的が実現されるその時まで、常に改善の余地があり、議論の余地があるのである。もちろん目的とは理念であり、世界平和である。 主観的には様々な目的を、理念を人は懐きう…

関心の羅列②

関心の羅列。 ・人間の生の目的性と国家の目的性・諸国家(諸権力)の目的活動の合力である世界史・市場経済の欠陥と計画経済の欠陥・計画経済の具体的方法論・世界神話の資本主義的形態とオルタナティブな世界・資本主義とナショナリズムの一致と対立・資本…

疑問関心のリストアップ作業

関心の羅列。 ・文学の機能失調と政治の機能失調が同期している・完全なる体系と欠如し発展する体系・人民と労働者の概念関係・普遍的心情と論理としての「民」・革命の歴史的形態とその変遷・歴史弁証法的なプロセスとしてのソ連崩壊・あるべき国際関係、国…

fbより

伝記的事実はよく知らないのだが、ヘーゲルは多分、フランスの大革命の経験を人類史の中でどう評価するか、そこから何が得られるか、そう言う問題意識のなかで自己の哲学思想を展開したのだと思う。それが若い世代の意識と一致して、ドイツにヘーゲル学派の…

20160925-3

「根源的利己性」と「暴力的ペシミズム」について言語化しておきたい。「根源的利己性」と私が呼ぶのは、ホッブズが著書「リヴァイアサン」で描き出したような、自然状態における人間の「万民の万民に対する闘争」、どんな個人も自分のためにしか生きられな…

フェイスブックより20160925-2

主体性論も結局は、自己の生きる根拠の問題になってくる。ヘーゲルが大論理学の一章を根拠論に割いていたのを連想する。弁証法論理で言えば、主体性と従属性は矛盾対立しつつ本質的には統一されていて、これはsujet(仏)の語義の変化にも現れている。主体性…

フェイスブックより20160925

あるテクストを読むとは、それがいかに客観性を意識した方法を用いようとも、結局は自己の精神ーそれは身体性と経験とを契機とする自己自身、自己の本質、理念としての自己であって、単なる知的機能ではないーと、テクストという身体性を有する精神との牽引…

09272015

Cahier09272015 ヘーゲル大論理学の体系的理解。各章の相互関係を整理すること。 マルクス資本論の学習。哲学的論理による資本主義概念とマルクスの経済学的論理における資本主義概念とを峻別する必要が有る。マルクスの立場は体系的というよりも体系性批判…

【唯物論と信仰】 唯物論は一般に信仰や宗教的世界観を拒絶するし、唯物論を巨悪として拒絶する宗教は非常に多い。だが、ごく自然に捉われなくこの思想史的な推移をみつめるならば、この世界から宗教が根絶される事も、唯物論が根絶される事もありえないだろ…

理念

【理念】理念そのものと、理念の内容とを区別しなくてはならない。理念そのものは絶対理念、絶対精神、神とも換言することが可能である。理念の内容とは、平和であったり幸福であったり、自由であったり愛であったりする。また、理念と目的とも区別されなく…

松本たき子「ママ友は自衛官」(民主文学2015年3月号)を読む 一、 この2015年8月現在、まさに安倍政権は、「戦争立法」と呼ぶべき安全保障関連法案を国会で強引に成立させようと企図している。憲法に明記された日本の平和にとって最大の危機であ…

「平和」とは、一般には国家と国家の間に戦争のない状態を指す。だがこの概念は、勿論、それだけに留まらない豊富な実質を有している。現在までの歴史的形態(生産様式に規定された上部構造としての)における国家にとって本質論的には、戦争はその存在と分…

しかしアドルノとかマルクーゼとか、マルクス主義サイドのヘーゲル解説には、いつも、隔靴掻痒の感がある。たぶん信仰の問題を正面から捉えていないからだと思う。ヘーゲルはすごくオーソドックスに教会の神学に従属していると感じる。観念論的な「概念から…

「正しい」概念とは<真理>の欠片であり、枝葉であるが、同時に真理は思考による探求の最終目的ではあっても、人間の倫理的な最終目的ではない。倫理性は思考を含む全ての人間活動を貫徹する最終審級であって、あらゆる概念について正しさが要求される自然…

* 「真理」とは一般的には森羅万象の第一原理である。第一ということは、時間的にも空間的にも、あらゆる序列において「第一」であると等しく、また「唯一」の原理でなくてはならない。第一であり唯一であるという点に既に弁証法的矛盾が存する。つまり量的…

✴︎ 徴兵制が日本に実現されるかどうかは、無論まだ分からない。共産党はそれを徹底的に阻止するために活動するのは勿論だが、自民党のなかには徴兵制の実現を目指して公言して憚らない政治家がおり、党内で権力を獲得しているのは、明らかな事実である。だが…

精神 geist

知識の体系性という理念は、宇宙の体系性という前提によるもので、これが大学の学部編成のモデルでもあるのだろうが、勿論、体系的宇宙観に反対する立場もあり、おそらくエピクロスやマルクスのクリナメン概念の系譜もそれだろう。ヘーゲルは自然と対立しつ…

転載

園子温といえば「ジーンズを履いた朔太郎」とも評される現代詩人として活動を始めた鬼才。私は学生の頃、同じく詩人の杉本真維子に彼の第一詩集を紹介され、衝撃を受けた記憶があります。本日付赤旗に、長く国内の朝鮮学校の子供たちと共に戦い、自身、教鞭…

転載

今日は事務所開きに参加、志位さんら国会議員のメッセージを代読、そのご共産党のチラシをポスティング。明日は雨だというし、家に籠って休養させて頂きます。礼拝にも行きたくてなかなか行けない。もう少し落ち着いたら、うまく周ると思うんだけど。ヘーゲ…

Twitterより転載

考えてみればドゥルーズ・ガタリの戦争機械は、ヘーゲル・バタイユの絶対的否定性を彼らなりに具象化したものなのかも知れないが、そこにはアナーキズム的などうしようもなさが存するのは否めない。むしろ共産党こそ戦争機械である、と、アルチュセールなら…

旧ブログより

・主題論とは目的論でもある。だがテクストの完結性とは、一定の制限内におけるそれだ。現実は常にテクストと共在しており、テクストの存在しない現実世界は存在しないから。それは想像力も人間に与えられた重要な機能であり、想像力が全く欠如した人間は、…

Facebookより転載集

✳︎ ツイッターで回ってきた、後藤健二氏の写真。授業風景だろうか。 「差別をしない」 「尊い命である」 この生き生きとした心を、多くの人々が、共有できますように。 ✳︎ 数千年の文明の歴史をへて、まだ、命の尊厳すら護ることのできない、我々である。 こ…

禁色

・音楽と物語への禁色。「色」は性的なものを表現する比喩として働いてきた。音楽も物語も「色物」である。対立する概念が、黒白。モノトーン。一神教に一般に見られるが、性的なものーこの世のものー民衆的なものへの態度の変化に応じて、宗教の世界に「色…

雑 感 141030

秋が、生き急ぐ人の嘆息のように深まり、濃い色彩は柔らかな日差しを受けて、益々、安らぎのうちに、枯れゆく世界を瑞々しくする。頰を撫ぜる風の、溌溂とした冷温は既に、終焉のなかに芽吹きを守る季節が道の先に佇んでいることに、一種の覚悟を迫る、よそ…