2008-12-26から1日間の記事一覧

石原吉郎とカール・バルト

最近はそうでもないが、数年前までは、石原吉郎の詩をよく読んでいました。 そのためか、神学では、カール・バルトに関心がある。 石原は、戦後詩人としては破格の意義を持つ仕事をした人だと思う。日本のキリスト教詩人としても、匹敵する仕事は他にないの…

アウグスティヌス

告白録には、胸を打たれます。 アウグスティヌスの回心の時期と、わたし自身の現在が年齢的に一致しています。 修辞学者であった彼の苦悩が、わがことのように感じられる。四世紀の書物ではありますが、人間とは古今東西、おなじように内面的に悩み苦しむも…

イエス、マルクス

カントを中途で断念したのは、倫理について学ぶうえではどうしても聖書についての考察を経なくてはならない必要を感じたためであった。誰にとっても聖書が必要と書くつもりはない。それはクルアーンであっても仏典であってもあるいは構わないのかも知れない…