2009-07-14から1日間の記事一覧

稀薄な関係性の、やはり絶対性であること、等

わたしは北海道の南の半島部で生まれ育った。 18歳で初めて北海道を離れ、東京の一隅で暮らすことになったのだが、その時期の青年にはけして珍しくないことだが、成人する前後というのは、自分の置かれてきた境遇に悩み、迷うようなことがあった。たとえば…

鶴田知也をよみながら

鶴田知也「コシャマイン記」、それに幾つかの短編やエッセイ等に目を通す。鶴田は1902年、福岡県に生まれ、(現在の)東京神学大学在学中の1922年以来、この八雲をたびたび訪れているようだ。幼い時からその存在は知っていたが、作品に目を通したこ…