ヘーゲル

ある本質感情

理性や感情に関してヘーゲルの観念論哲学をカントらと比較するとヘーゲルの感情重視は明瞭であり、ロマン主義的な時代的背景とも無縁ではないと推察しうる。理性はヘーゲルにとって感情を排除したものではなく、感情が完成されたものだ。ある本質直観、本質…

随想

ダメージバービーボーイズロック¥250provided courtesy of iTunes バービーボーイズ。 【思想。 だが確かに、大切なのは自己自身と世界の相互関係であり既成の世界観や理念も自己の実践ー寧ろ自己という実践の方法という地位を忘れられるべきではない。】 大…

ヘーゲルの大論理学下巻には以下の記述がある。(第一篇は主観性)。 ーーーーーーーーーーーーーーーー------ーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘーゲル大論理学 第3巻 主観的論理学または概念論 第二篇 客観性 第一章 機械観 A.機械的客観 B.…

・<世界ー社会ー個人>、<個人ー社会ー世界> 世界=全宇宙、即ち外部=内部(無限)。地球(プラネットープラネタリ=スピヴァク、グローブ=ネオコン的なそれ)。諸社会の総体としての「世界」(一般的な意味)=人間社会。全宇宙の歴史=諸々の世界史の…

20170519 ・共謀罪の委員会採決が強行された、5月19日の国会前。一万人の抗議者が集まった。・ポストモダニズムとヘーゲル主義。反ヘーゲル主義はポストモダニズムの通奏低音であった。ポストモダニズムとは一応は、フーコーやデリダ、ドゥルーズらの思想を…

fbより

伝記的事実はよく知らないのだが、ヘーゲルは多分、フランスの大革命の経験を人類史の中でどう評価するか、そこから何が得られるか、そう言う問題意識のなかで自己の哲学思想を展開したのだと思う。それが若い世代の意識と一致して、ドイツにヘーゲル学派の…

フェイスブックより20160925-2

主体性論も結局は、自己の生きる根拠の問題になってくる。ヘーゲルが大論理学の一章を根拠論に割いていたのを連想する。弁証法論理で言えば、主体性と従属性は矛盾対立しつつ本質的には統一されていて、これはsujet(仏)の語義の変化にも現れている。主体性…

フェイスブックより20160925

あるテクストを読むとは、それがいかに客観性を意識した方法を用いようとも、結局は自己の精神ーそれは身体性と経験とを契機とする自己自身、自己の本質、理念としての自己であって、単なる知的機能ではないーと、テクストという身体性を有する精神との牽引…

09272015

Cahier09272015 ヘーゲル大論理学の体系的理解。各章の相互関係を整理すること。 マルクス資本論の学習。哲学的論理による資本主義概念とマルクスの経済学的論理における資本主義概念とを峻別する必要が有る。マルクスの立場は体系的というよりも体系性批判…