<希望は運命の如きものである。><人生は運命であるように、人生は希望である。運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を持っていることである。>
<決して失われることのないものが本来の希望である。><愛もまた運命ではないか。運命が必然として自己の力を現すとき、愛も必然に縛られなければならぬ。かような運命から解放されるためには愛は希望と結び附かなければならない。>
(人生論ノート、三木清、1954、新潮文庫)
わたしたちには、絶望のなかにこそ希望を見出す力が与えられています。いつでも求められているものは、ある種の勇気です。