追記

荒地にせよ白樺にせよ、そもそも文学運動というのは、非商業的な同人誌を媒体としてなされてきた歴史がある訳で、あるいはもう一度そういう原点に立ち返るべき潮時なのではないか。賞をめぐるシステム性への無自覚な依存は不毛なところにしか我々を導かないのではないだろうか。だが現状への根底的な批判を欠いていては運動としての意義がない。