朱雀の、啼く

文学と、政治と。

フェイスブックより20160925-2

主体性論も結局は、自己の生きる根拠の問題になってくる。ヘーゲルが大論理学の一章を根拠論に割いていたのを連想する。弁証法論理で言えば、主体性と従属性は矛盾対立しつつ本質的には統一されていて、これはsujet(仏)の語義の変化にも現れている。
主体性が問われるのは、常に変化しつつある状況においてであるだろう。同一性からはみ出すような事態に対して、過去と同一的でありえない個が、従属するか主体的たろうとするかの選択を迫られる訳だ。

主語と述語の矛盾以前に、主語と述語の分裂がある訳だ。そこから世界が開闢する。根源的な権力関係であり、差別の根拠である。