禁色

・音楽と物語への禁色。「色」は性的なものを表現する比喩として働いてきた。音楽も物語も「色物」である。対立する概念が、黒白。モノトーン。一神教に一般に見られるが、性的なものーこの世のものー民衆的なものへの態度の変化に応じて、宗教の世界に「色」は取り入れられていくだろう。宗教画。ステンドグラス。音楽と物語も、多様化し豊富になる。性的なものーこの世のものー民衆的なものー多様性ー豊饒さ。だが手放しで、現世的なものを称揚するつもりは私は更々ない。この世のものー相対性、相対性と絶対性の関係こそ大切な視点であると思う。絶対は、なくてはならない。

あらゆる色彩を含んだ光。あるいは、「空」(くう)は、何色か?