2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘーゲル 2

「キリスト教の精神とその運命」第2章、イエスの登場。ここから、聖書の記述に即して、ヘーゲルのイエス観が開陳されています。ここでは「実定性(既成性)」なる概念がキーワードになっている。ユダヤ教のいわゆる律法主義と、当時、広く名声を博していた…

ヘルダーリン 2

当たり前だが、仕事を終えた後に読書をするのはなかなか厳しいものがある。今日はヘーゲルとヘルダーリンに関する論文を検索して読んでみた。ヘルダーリンの詩は古典主義からロマン主義に転ずる過渡期にあって、そのいずれに属するとも判別しがたい独特の様…

ヘーゲル 1

気候の変化の影響か、知らず知らずの内に疲労が溜まっていたものか、おそらく両者なのだろうが、数日前から再発した腰痛が、よくない。椅子に腰かけて読書ができないのがつらい。今日はヘーゲルを読んでいた。「キリスト教の精神とその運命」である。第一章…

ヘルダーリンを読みながら

岩波文庫、川村二郎訳、ヘルダーリン詩集。川村二郎は、先日偶然にひらいてみた30数年前の詩誌において、天沢退二郎と対談し、詩の現状についてふれ、「フォルム」の欠如、乃至、崩壊について発言していた。現時点からふりかえってみて、実に正鵠をえた指…

無神論の意義

amazonでオーダーしていた2冊が、ようやく届きました。辺境の小さな町で暮らす身には、通信販売の発達は誠に悦ばしい。だが、池袋のジュンク堂、リブロ、もはやないが、ぽえむ・ぱろうる、それに早稲田の古書店街が無性に懐かしくなる時がある。まァ、また…

その雪に、さわれない

雪が降っている。昨日の明け方から降り始めたのは仕事中だったので確認したが、まさかもう積もるものだとは思っていなかったので、真っ白く雪化粧をした窓の外の光景には驚かされました。まだ、自動車のタイヤを冬用のものに交換していないのが聊か気がかり…