2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
いや、それを喪失と呼ぶことは、聊か適切さを欠いた身振りであることを、まずは反省しなくてはならないと思います。喪失の言説、空虚の言説が、いかほど私たちから力を奪ってきたことか。それは、私たちが意識的に抵抗すべき、いわば時代的な言説に他ならな…
変わるものと、変わらないもの。石原吉郎を読んでいると、わたしたちの日常生活の節々と、苛酷なシベリア抑留体験とが、ある連続性を持ったものとして見えて参ります。それが如何に神話化されていようとも、わたしたちは人類的な体験を単に特異なものとして…
何かを書き記しておきたい、という欲求があって、一方では、何を今更書こうというのか、という諦めに似た思いがあり、その二つの傾向のあいだを振り子のように揺さぶられながら、わたしはこのブログを綴ってきたし、これからもそうだろうと思います。インタ…
テスト
もう長いことギターに触っていない。また、復活させたいと思う。 わたしには小さな和太鼓の楽団をやっている兄がいて、日常的に音楽に携わっているかれが少し羨ましく感じられる。ひのき屋、といって、CDも発売している。ヨーロッパ、アジア、南米、各地を…
最近は比較的に調子が良いらしいです。ものを考えるようなことがどうにかできているみたい、できそうだ。病気のせいかそういうことが非常にむつかしい時期を行ったり来たりしています。抽象的思考の困難というのは云われているようなので。病気、と、ひとく…