2016-01-01から1年間の記事一覧

全てであるものは、無に一番よく似ているから、全てを表現する象徴として、無、を用いる。こういう修辞的方法を、我々の一神教は用いているのではないのか。私が言いたかったのは、そんな単純素朴なことだ。

12.20

民主文学の非公開メーリングリストに投稿した報告。 "民主文学千葉支部定例会(12月)に参加しました。 乙部宗徳さんの「文学作品から見る『改憲』草案」の、評論家ご本人による解説と討論を行い、有意義でした。個人的には特に、沖縄と韓国の日本「本土」と…

目的が実現できていない限りは、我々は失敗し続けている。負け続けている。従って、目的が実現されるその時まで、常に改善の余地があり、議論の余地があるのである。もちろん目的とは理念であり、世界平和である。 主観的には様々な目的を、理念を人は懐きう…

関心の羅列②

関心の羅列。 ・人間の生の目的性と国家の目的性・諸国家(諸権力)の目的活動の合力である世界史・市場経済の欠陥と計画経済の欠陥・計画経済の具体的方法論・世界神話の資本主義的形態とオルタナティブな世界・資本主義とナショナリズムの一致と対立・資本…

疑問関心のリストアップ作業

関心の羅列。 ・文学の機能失調と政治の機能失調が同期している・完全なる体系と欠如し発展する体系・人民と労働者の概念関係・普遍的心情と論理としての「民」・革命の歴史的形態とその変遷・歴史弁証法的なプロセスとしてのソ連崩壊・あるべき国際関係、国…

fbより

伝記的事実はよく知らないのだが、ヘーゲルは多分、フランスの大革命の経験を人類史の中でどう評価するか、そこから何が得られるか、そう言う問題意識のなかで自己の哲学思想を展開したのだと思う。それが若い世代の意識と一致して、ドイツにヘーゲル学派の…

20160925-3

「根源的利己性」と「暴力的ペシミズム」について言語化しておきたい。「根源的利己性」と私が呼ぶのは、ホッブズが著書「リヴァイアサン」で描き出したような、自然状態における人間の「万民の万民に対する闘争」、どんな個人も自分のためにしか生きられな…

フェイスブックより20160925-2

主体性論も結局は、自己の生きる根拠の問題になってくる。ヘーゲルが大論理学の一章を根拠論に割いていたのを連想する。弁証法論理で言えば、主体性と従属性は矛盾対立しつつ本質的には統一されていて、これはsujet(仏)の語義の変化にも現れている。主体性…

フェイスブックより20160925

あるテクストを読むとは、それがいかに客観性を意識した方法を用いようとも、結局は自己の精神ーそれは身体性と経験とを契機とする自己自身、自己の本質、理念としての自己であって、単なる知的機能ではないーと、テクストという身体性を有する精神との牽引…