アウグスティヌス

 告白録には、胸を打たれます。

 アウグスティヌスの回心の時期と、わたし自身の現在が年齢的に一致しています。

修辞学者であった彼の苦悩が、わがことのように感じられる。四世紀の書物ではありますが、人間とは古今東西、おなじように内面的に悩み苦しむものだと、痛ましく共感されます。