2018-03-30から1日間の記事一覧

「ヘーゲル論理学の体系」などの著作で武市が言うのは、ヘーゲルの論理構造の「一元の二元」という性格である。何の事かと思うかも知れないが、ヘーゲルは「宗教哲学」に纏められているが、基本的にキリスト教由来の一元論の論理学と世界観に立つ。神の国の…

弁証法、特にヘーゲル弁証法に関して私が最も強く影響されているのは、案外、武市健人かも知れない。ヘーゲル弁証法とマルクス弁証法は、形式的には共通していても異質なものと見なすべきだろうが、武市はヘーゲルのルター派的な広大なそして原理的な宗教性…

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新ブログ「日誌」。極めて閉鎖的に書く。 https://tadahito999.blogspot.jp/

私性

生命。意識。生命は遠いもの、隔たりのあるもの、媒介的なもの。私には諸々の感覚表象の一定のまとまりがある。私は自分が生きていることを知らない。生きていることも死ぬことも、私からは遠い。私は死にたくない、死の表象と恐怖の感情。生きるとは死の否…